香りで心地よい眠りを②


このことを実感した人々は「香枕」というものを作りました。

昔の箱枕の台の部分を空洞にし、そこに小さな香炉を入れ香を

焚いてから寝ます。

香枕は広まり、江戸時代もものも数々残されています。



一方、西洋でも安眠に香りが使われてきました。

花のエッセンシャルオイルを活用してポプリの枕もつくられました。

古今東西、人は「安眠と香り」について知恵を持っていました。



 現代ではどのようなものがおすすめかといいますと

「枕香(伽羅の香り)」がおすすめです。

落ち着いた甘い深い香りに包まれて眠ることができるでしょう。

安全で簡便です。

使い方は簡単です。枕の下にそっと置いておくだけです。





















その他、自分の好きな香りは安眠をもたらすをいわれているので

自分にあった香りを探してみるのもよいでしょう。

お香で心地よい眠りをどうぞ。




文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)



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