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香十「練香づくり体験会」開催

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11月23日(祝)香十「練香づくり体験会」開催いたしました。

ご参加いただきました皆様誠にありがとうございました。



当日の様子はこちらからご覧ください。 香十インスタグラムへ

第十二回鎌倉芸術祭「秋のお香席」

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このたび鎌倉市の後援で開催されております第十二回鎌倉芸術祭」にて
お香席のご協力をさせていただきました。

1,400年余りの歴史を秘めた「香道」では、伝統の作法をもとに香木の薫りを鑑賞すると言う遊びの文化が生まれました。
このしつらえを錦秋の長谷寺様において、御家流の師範をお招きして開催をいたしました。

弊社では薫香の販売だけではなく、今回のようにノウハウや資料を広くご提供し
歴史・芸術・文化活動支援にも積極的に関わっていきたいと考えております。

イベントの詳細はこちらから↓
http://kamakura-geijutsusai.com/12th/event/hasedera.html

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衣更えと薫衣香②

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現代でも香十の「薫衣香(くのえこう)」に代表されるように伝統の香りと

香材を小分けの小袋に収めた製品が人気です。


化学薬品製材の防虫剤よりも優美な香りと優しい機能の

伝統品として、衣更えの時の必需品として求められています。


小袋のまま着物と一緒に、箪笥の中に入れておくだけという

便利なものです。

衣更えに一千年の知恵を生かしてみてはいかがでしょうか。

 


文:稲坂良弘
(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)


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衣更えと薫衣香①

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10月1日は平安王朝の頃から「更衣の節(こういのせち)」と

言いました。

現代でも冷涼な秋の空気にセーターやコートの用意をします。

着物も単衣の夏物を仕舞い、袷の冬物に変わります。




現代の着物の原型は、平安時代の貴族たちが着ていた小袖で、

袖口の小さな下着が時代と共に表着に変わっていったものです。

この小袖も衣更えとなります。



この時、「香」が大きな役割を果たしてきました。

香材を刻み合わせ小袋に入れ、着物と一緒に大切に仕舞います。

芳香が着物に移ると共に、漢方生薬系の香材が虫よけの機能を

果たしました。



衣更えと薫衣香②へつづく



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秋のお彼岸と心の香り②

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9月のお休みは

16日(土)17日(日)18日(月)敬老の日
23日(土)秋分の日24日(日)

となっています。

秋晴れの美しい季節にお墓参りに出かけてみてはいかがでしょう。












日本人が遥かな昔から育み受け継いできた心優しい伝統です。
お供えするお線香の香りはお供えする私たちの香りでもあります。
伝統のお線香にもいろいろな香り、種類があります。

伝統を守りながらの現代の新しいお線香も登場しています。

秋のお彼岸に心の香りと出会ってください。
心に何かを感じる秋の日を・・・。


文:稲坂良弘
(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)


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秋のお彼岸と心の香り①

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9月は昔から「長月(ながつき)」という呼び名があります。

これは 「夜長月」の略です。

そして今年も三分の二が過ぎて残りは早くも三分の一となりました。













9月23日は秋分の日で「秋のお彼岸」です。

「春のお彼岸」の春分の日から丁度半年目になります。

夏のお盆に続いて御先祖を想い、今日自分が

元気でいることに感謝して心を伝えるお墓参りの日です。


秋のお彼岸と心の香り②へつづく



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手紙に香りを添えて②

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手紙に入れるお香を文香(ふみこう)といいます。
封を開けた時、手紙を読む前に素敵な香りが漂います。
これは心を伝える香りのメッセージです。

千年前の平安王朝の時代、「源氏物語」でも恋文の結び文には
必ず香が焚き染められています。
文を開くと、まず香りが相手に届きます。
気持ちを伝える香手紙というコミュニケーションです。

千年の香りの和文化、現代に生き生きと生きています。


 文:稲坂良弘
(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)



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手紙に香りを添えて①

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用件は携帯電話でもメールでも簡単に伝えられます。

でも時には筆ペンでも、万年筆でも、ボールペンでもよいので

便箋に自分で書いてみると、気持ちがあたたかく伝わる気がします。















季節の絵手紙でもよいでしょう。一枚のはがきも心を伝えます。

もっと良いのが便箋一枚でも手紙として封筒で送ることです。

その時に、便箋と一緒に封筒に香りを入れるという素敵なことを

ご存知でしょうか?

手紙に入れるお香を文香(ふみこう)といいます。


手紙に香りを添えて②へつづく



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お香で涼を 香りで涼しさを②

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特に、香木白檀の香りは気分をやわらげ不快感を鎮めます。

白檀は「涼香」ともいわれ、愛用されてきました。



白檀露芝S20本入香立付














白檀露芝お香20g

白檀のお香を見た目にも涼しげなガラス香皿で焚いて涼しさを演出してみてはいかがでしょうか。

















ガラス香立
また白檀に限らず、自分のお好きな香りであれば心落ち着き、不快指数も気分的にさがる感じがします。

この夏はお香で涼をおためしください。




文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)



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お香で涼を 香りで涼しさを①

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真夏の日々の厳しい暑さを我慢しすぎての熱中症などにお気を付けください。

また、クーラーに頼りすぎても体調を崩すことも心配です。


そのような時に、「お香が涼を感じさせてくれる」ことをご存知ですか?

これは昔から伝えられてきた生活の知恵です。


梅雨時から、蒸し暑い夏の日はお香を焚いて気分を涼しくしてきました。

寝苦しい夏の夜はお香の香りで安らぎの眠りへ導きました。


お香で温度計や湿度計が変化するのではなく、香りが気分を落ち着け

湿度感やうっとおしさを押さえてくれるからです。















九谷焼香炉・白檀「露芝」お香

お香で涼を 香りで涼しさを②へつづく



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「お盆」について③

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7月8月の2ケ月にわたり、日本中で今日元気でいる感謝と共に
先祖を偲ぶ心優しい行事「お盆」が行われます。


「新盆」と「新盆見舞い」とは?

亡くなられた方の、初めてのお盆を新盆(にいぼん)といいます。
(初盆ともいいます)
霊が初めて我が家に戻ってくるという考え方から
特に心を尽くして迎えるのが「新盆」です。

新盆を迎えるお宅に、故人を偲びお供えするお線香等を
お届けすることを「新盆見舞い」といいます。
香りのよいお線香は故人のお供えであると共に
ご家族の方々への慰めとなり、やすらぎをお届けするものになります。



















塗箱や桐箱におさめられた「新盆見舞い」用の進物お線香と

いうものは各種あり、偲ぶ心をかたちにしてお届けします。

お送りする場合はお手紙をひとこと添えられれば更に

お気持ちが伝わるでしょう。

受け継がれた風習には心の優しさと美しさがあります。

ご進物お線香はこちらから



文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)



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「お盆」について②

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「お盆」は三つに分けられます

1 「7月お盆」(東京型)
 明治以降、国際的な現代の暦になり、「お盆」も新しい暦の7月に
 なりました。
 この新暦と従来の旧暦には月日のずれがあり、農耕や伝統行事は
 従来の旧暦から変えにくかったのです。
 東京では7月お盆が定着しましたが、全国的には8月にお盆が
 行われてきました。
2 8月の「月遅れお盆」(全国型)

 現代暦の7月お盆を1ケ月遅らせて8月に行います。

 これは従来からの旧暦のお盆にも近く、全国的に定着しました。

 8月13日お盆の入り、迎え火。

 8月16日送り火。

 (京都の大文字焼きもお盆の送り火の行事です)

3 8月の「旧盆」

 昔からの「旧暦」に基づいて行います。

 「月遅れお盆」とは別に、伝統行事として守り続けられている

 地域もあります。




「お盆」について③へ続く

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「お盆」について①

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お盆とは?


お盆は昔から行われてきた最も知られている日本の夏の行事です。

迎え火、送り火、お盆飾り、お線香の香り、家族の帰省、

精霊流し・・・お盆の思い出が懐かしい絵のように浮かびます。

亡くなられたご先祖様の霊が我が家に戻ってくる日とされてきたお盆。

元々、仏教の教えと日本古来の祖先を敬う風習が

一体となって受け継がれて日本人の心の歳時、

暮らしの行事として大切にされてきました。


お盆の心とは?


自分が今、こうして元気でここにいるのは父と母がいて、この命が

生まれたからです。

そして父と母にも、また父と母がいて、その父と母もいるのです。

命はずっとリレーされ、バトンタッチされて今、ここにつながっています。

この命のリレーに感謝の気持ちをもちたい。

その心を表す行事が「お盆」です。

日本の心優しい美しい伝統風習といえるでしょう。


「お盆」について②へ続く


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香りで心地よい眠りを②

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このことを実感した人々は「香枕」というものを作りました。

昔の箱枕の台の部分を空洞にし、そこに小さな香炉を入れ香を

焚いてから寝ます。

香枕は広まり、江戸時代もものも数々残されています。



一方、西洋でも安眠に香りが使われてきました。

花のエッセンシャルオイルを活用してポプリの枕もつくられました。

古今東西、人は「安眠と香り」について知恵を持っていました。



 現代ではどのようなものがおすすめかといいますと

「枕香(伽羅の香り)」がおすすめです。

落ち着いた甘い深い香りに包まれて眠ることができるでしょう。

安全で簡便です。

使い方は簡単です。枕の下にそっと置いておくだけです。





















その他、自分の好きな香りは安眠をもたらすをいわれているので

自分にあった香りを探してみるのもよいでしょう。

お香で心地よい眠りをどうぞ。




文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)



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香りで心地よい眠りを①

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湿度が高くなる梅雨の時期、その後の盛夏、熱帯夜と夏の夜は寝苦しくなります。

寝不足が続くと体調も影響を受けます。

では心地よい眠りを得るにはどうすればよいでしょうか?

優しい眠りに誘ってくれる「香り」を使うとよいでしょう。

「香」の香りが安眠をもたらすことは、一千年以上も昔、香の文化を築いた

平安王朝の人々も知っていました。



その後の室町時代、禅宗の高層として有名な一休宗純は

「香には十の徳があり」という「香十徳」を書にし広めました。

その中に「能覚睡眠」という語があります。

「よくねむりをさます」

と読みますが、この漢字から「睡眠をよく覚える」というイメージが

浮かびます。つまり香の香りの中で眠るとぐっすり眠れて目覚めがよい

ということになります。


香りで心地よい眠りを②へ続く


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父の日に香りを贈る②

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「香り」は心を伝えるもの。

使う楽しみを贈るもの。

使うときに贈ってくれた人のことが浮かぶものです。

父の日には「香りを贈る」がおすすめです。


「香りのプレゼント」アイテムは沢山あります。

特におすすめなのが、白檀の香りです。






















伝統のお香は落ち着きゆとりの時間のプレゼントに。

父の好みの書籍と一緒に添えて贈られるのもよいでしょう。


もっと気軽には「名私香」があります。





















名刺入にいれて名刺に香りを移したり、ポケットに入れて

匂い袋に入れておいたり使い方は自由です。

粋でオシャレな香りの小物で、父も更にイメージアップ。

名刺入れと一緒に。

ネクタイや靴下と一緒に。

ハンカチと一緒にプレゼントしてみては。



文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)




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父の日に香りを贈る①

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5月の「母の日」が日本中に定着すると、追って6月の「父の日」が知られるように

なりました。父は母を先に立て、一か月遅れて自分も子供たちから感謝と祝福を

受ける日です。

力いっぱい仕事をして家族を守る父。

いろいろと教えてくれる父。

遊んでくれた父。

何も言わない方がわかっている父。

優しい父。

厳しい父。

そんな父への感謝は心をかたちにした一品を贈るのがよいでしょう。


父に「おや?」と思われ、「ほう!」と言われ、「うん」とうなづかれる贈り物

そこに「香りの贈り物」があります。



父の日に香りを贈る②へ続く


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母の日に香りを贈る②

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香りのプレゼントは心に喜びが広がります。
そして茶道や華道あるいは香をたしなんでいるお母さんには
イメージのお香と小ぶりで かわいい香炉をセットしてみるのもおすすめです。


着物を着るお母さんには、着物のための香「薫衣香(くのえこう)」  (伝統の防虫香でもあります)
が最適です。


またカジュアルに身近に香りを使ってもらうには

「名私香」という小さなひと品はいかがでしょう。














使い方は様々あり、ポケットに入れたり、ハンドバックに入れておいたり

便箋などをしまう小引き出しや小箱に入れておいたりアイデア次第です。


ふっと香りを感じ心が和みます。

値段も気軽なので7種類からある香りからいくつか選んで組み合わせるのも

素敵なプレゼントになります。

お手紙にそっと添えてもよいでしょう。




文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)

※イベント、取材等お問い合わせください。



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母の日に香りを贈る①

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「母の日」はアメリカにはじまり日本へ伝わりました。

国を越えて、母への愛、母への感謝の気持ちは変わりません。

5月の母の日が日本の子供たちに知られるようになってから60年以上が

たちました。


その頃から子供たちは大好きなお母さんの絵を描いたり、一本の

カーネーションをプレゼントしました。

その子供たちも、やがてお母さんになり、今度は自分が「母の日」の

プレゼントをもらう番になりました。

そして大人になった自分もやはり「母の日」には、母への感謝を込めて

贈り物をします。

「母の日」はいつしか日本の心優しい行事となりました。

さぁ、今年も「母の日」がきます。



母の日に香りを贈る②へ続く


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4月18日はお香の日 香と出会う日②

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それを受けたのが日本最初の女性天皇推古女帝でした。

傍らに摂政聖徳太子がいました。

太子はすぐそれを貴重な香木とわかり、仏の導きで起きた奇跡としました。

それが4月18日とされる説があります。

「お香の日」は1400年前の歴史の話が基になっています。

一説には「香」という字を分解すると、

一、十、八、日となります。 

一、十、八、日を組み合わせるとつまり「香」となります。


現代では、香木「伽羅」「沈香」「白檀」の香りを大切にした使いやすい

お香、お線香が数々あります。

最高級品から気軽でカジュアルなものまでいろいろとあります。

香炉に灰を入れて整え、火をつけたお香を立てて香りをくゆらせるのが本来です。

もっと簡単には香皿の上に香立てを置き、お香を立てるだけでもよいです。

さらに香立てがひとつあれば身近にある気に入った小皿の上に香立てを置けば

オリジナルの香皿になります。

アイデア次第で自分流に楽しめます。

「4月18日はお香の日」香と出会う日です。

香りとともに1400年の物語を想ってみてはいかがでしょうか。














文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)

※イベント、取材等お問い合わせください。



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4月18日はお香の日 香と出会う日①

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「今日は何の日?」と一年中の多くの日が記念日で「○○の日」ということになっています。

「お香の日」というものがあります。それは4月18日。

なぜその日かといえば、1400年以上昔のひとつの出来事によります。

日本最古の歴史書のひとつ「日本書紀」に書かれています。

推古3年(西暦595年)、淡路島に一本の香木が漂着しました。

(香りの宝石といわれる貴重な「伽羅」「沈香」という香木は日本では採れません)

遥か南方の地よりどのような偶然か海流に運ばれ日本へと流れついたのです。

香木と知らない島人は流木と思い、火にくべると紫煙立ちのぼり神秘の芳香が広がりました。

驚き消し止めそれを、大和の朝廷へと届けました。




4月18日はお香の日 香と出会う日②へつづく


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薫衣香と衣更え②

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そして、1300年後の今それは「薫衣香」くのえこうという名で現代の

香製品として多くの人に使われています。

「防虫香」とも呼んでいましたが、化学製材の防虫剤と区別するため

平安王朝以来の伝統の名、「薫衣香」と名付けました。

まさに、「衣のための香」で季節のかわるときの必需品としての香

として知られています。


香十の薫衣香はこちらからどうぞ。


注)本来、薫衣香は平安王朝のころから生活必需品で着物に
香りを焚きしめるための香の名前でした。現代では着物と一緒に
しまうための香の名前になっています。










文:稲坂良弘

(香司「香十」前代表)
香の伝道師としてメディア、イベント等で活躍中
著書『香と日本人』(角川書店,2011)

※イベント、取材等お問い合わせください。



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薫衣香と衣更え①

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春たけなわの4月、昔の歴(旧暦)では夏に入ります。
古来、宮中では4月1日が衣替えの日とされました。
気分も新たに夏の衣に着替え、過ぎた季節の着物は
手入れをして大切にしまう、その時「香」が必需品とされました。
その「香」は香木や芳香と薬効のある漢方生薬を刻み合わせ
布袋に入れたもので、着物と一緒にたたんでしまいます。
すると、次の季節が来るまでの間に、芳香がしっかりと着物に
移すと同時に、大切な布地を食べる虫を防ぐ機能があります。
使われている香原料には虫の忌避効果というものがあることを
昔の人は知っていました。
天然香料で作った防虫香で「えび香」(衣被香とも書きます)と
呼ばれていました。
平城京の聖武天皇ゆかりの貴重な品々「正倉院御物」の中に
この「えび香」もあり、実際使われていた様子がわかります。

薫衣香と衣更え②へ続く


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